○さぬき市利用者支援事業実施要綱

平成27年9月3日

告示第106号

(趣旨)

第1条 この要綱は、子どもが健やかに成長することができる地域社会の実現に寄与するため、市内に居住する子ども及びその保護者等並びに妊婦(以下「利用対象者」という。)が自らの選択に基づき、教育、保育、保健その他の子育て支援を円滑に利用できるよう、必要な支援を行うことを目的として、市が実施する利用者支援事業(令和6年3月30日付けこ成環第131号、こ支虐第122号、5文科初第2594号こども家庭庁成育局長、こども家庭庁支援局長、文部科学省初等中等教育局長通知「利用者支援事業の実施について」別紙「利用者支援事業実施要綱」(次条において「利用者支援実施要綱」という。)に定める事業をいう。以下「事業」という。)について必要な事項を定めるものとする。

(事業内容)

第2条 事業の内容は、子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号)第59条第1号に基づき、利用対象者の身近な場所で、教育、保育、保健その他の子育て支援の情報提供及び必要に応じ相談、助言等を行うとともに、関係機関との連絡調整等を行うものとする。

2 事業の実施方法は、利用者支援実施要綱に規定する基本型及びこども家庭センター型の事業を実施するものとする。

(実施場所)

第3条 事業は、こども家庭センターにおいて実施する。

(職員の配置等)

第4条 基本型の事業に従事する者は、次に掲げる要件を全て満たす者又は児童福祉法施行規則(昭和23年厚生省令第11号)第5条の2の8に規定するこども家庭ソーシャルワーカーとする。

(1) 「子育て支援員研修事業の実施について」(令和6年3月30日付けこ成環第111号、こ支家第189号こども家庭庁成育局長、こども家庭庁支援局長通知)の別紙「子育て支援員研修事業実施要綱」(以下「研修実施要綱」という。)別表1で定める内容の研修(以下「基本研修」という。)及び別表2―2の1で定める研修のうち、利用者支援事業(基本型)に係る内容の研修(以下「基本型専門研修」という。)を修了していること。ただし、別表第1の左欄に掲げる場合に該当するときは、同表の右欄に掲げる研修を受講することを要しない。

(2) 次のいずれかの業務等に係る実務経験を有する者で、別表第2の左欄に掲げる区分ごとに、それぞれ同表の右欄に掲げる当該業務等の実務経験の期間を有すること。

 保育所における主任保育士業務

 地域子育て支援拠点事業(「地域子育て支援拠点事業の実施について」(令和6年3月30日付けこ成環第113号こども家庭庁成育局長通知)の別紙「地域子育て支援拠点事業実施要綱」に基づき実施する事業をいう。)

 及びに掲げるもののほか、育児・保育に関する相談等を行う子育て支援に関する業務又は事業のうち、市長が適当と認めるもの

2 こども家庭センター型の事業に従事する者は、センター長、統括支援員、母子保健機能の運営に係る職員及び児童福祉機能の運営に係る職員とする。

(業務内容)

第5条 基本型の事業に従事する者は、次の業務を実施するものとする。

(1) 利用対象者の個別ニーズを把握し、それに基づいて情報の集約及び提供、相談その他の利用者支援を行うこと。

(2) 教育・保育施設及び地域の子育て支援事業等を提供している関係機関との連絡、調整、連携及び協働の体制づくりを行うとともに、地域の子育て資源の育成、地域課題の発見及び共有並びに地域で必要な社会資源の開発等に努めること。

(3) リーフレットその他の広告媒体を活用し、事業の実施に係る積極的な広報及び啓発活動を実施し、広く利用対象者に周知すること。

(4) その他事業を円滑にするための必要な業務

2 こども家庭センター型の事業に従事する者は、次の業務を実施するものとする。

(1) 児童福祉法(昭和22年法律第164号)第10条の2第2項各号に掲げる業務

(2) 母子保健法(昭和40年法律第141号)第22条第1項第1号から第4号までに掲げる事業

(3) 支援を必要とする児童及び妊産婦に対する支援プランの策定及び評価を行い、必要に応じて当該プランの見直しを行うこと。

(4) 前3号に定めるもののほか、妊娠期から子育て期までの期間を通じて、母子保健法に基づく母子保健事業、児童福祉法に基づく子育て支援事業及び子ども・子育て支援法に基づく利用者支援事業に関する情報提供、相談支援、保健医療又は福祉の関係機関との連絡調整等を行うこと。

3 前2項に掲げる業務は、相互に連携しながら実施するものとする。

(関係機関との連携)

第6条 市は、事業の実施に当たり、教育、保育その他の子育て支援を提供している機関のほか、地域における保健、医療及び福祉に係る行政機関、民生・児童委員、医療機関、学校、警察等の関係機関等との連携を密にし、事業が円滑かつ効果的に行われるよう努めるものとする。

(守秘義務)

第7条 事業に従事する者は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、同様とする。

(その他)

第8条 この要綱に定めるもののほか、事業の実施に関し必要な事項は、市長が別に定める。

この要綱は、平成27年9月3日から施行し、平成27年4月1日から適用する。

(平成31年告示第90号)

(施行期日等)

1 この要綱中第1条の規定は平成31年4月23日から、第2条の規定は平成31年5月1日から施行する。

2 第1条の規定による改正後のさぬき市利用者支援事業実施要綱の規定は、平成31年4月1日から適用する。

(令和7年告示第58号)

この要綱は、令和7年4月1日から施行する。

別表第1(第4条関係)

研修実施要綱5の(3)のアの(エ)に該当する場合

基本研修

令和6年4月1日前に、既に事業に従事している場合

基本研修及び基本型専門研修(ただし、この要綱の施行の日以後、適宜受講すること。)

研修の受講に関しやむを得ない特別な事情があると市長が認める場合

基本研修及び基本型専門研修(ただし、事業従事後において、適宜受講すること。)

別表第2(第4条関係)

区分

実務経験の期間

保育士、社会福祉士、その他対人援助に関する資格を有する者

1年

上記以外の者

3年

さぬき市利用者支援事業実施要綱

平成27年9月3日 告示第106号

(令和7年4月1日施行)

体系情報
第8編 生/第1章 社会福祉/第3節 児童・母子(父子)福祉
沿革情報
平成27年9月3日 告示第106号
平成31年4月23日 告示第90号
令和7年4月1日 告示第58号